会長ご挨拶

石田万里
第11回日本血管不全学会学術集会・総会 会長
広島修道大学 健康科学部 教授
このたび、第11回血管不全学会学術集会・総会を、総会2026年4月18日(土)・学術集会4月19日(日)の日程で、広島市にて開催させていただく運びとなりました。本学会の会長を務めさせていただきます、広島修道大学の石田万里と申します。
本年の学会テーマには、「領域横断が拓く血管不全研究の未来」を掲げました。医療・生命科学の進歩により、かつては個別に扱われていた多くの疾患・病態が、いまや“つながり”の中で理解されるようになってきています。とりわけ血管不全という現象は、あらゆる臓器・疾患領域と密接に関わっており、単一の視点では解き明かせない複雑性を備えています。
だからこそ、血管不全研究は今、領域横断的な視座のもとで再構築される必要があると考えます。本学会では、従来の専門分野の枠を超え、異なる知見や技術を持つ研究者・臨床家が集い、互いの経験や視点を交差させることで、血管不全の理解と制御に新たな道を拓くことを目指します。
今回の学術集会が、専門性と多様性の融合を体現する場となり、分野間の対話や協働が次なる研究と臨床の推進力となることを心より願っております。そして何よりも、この出会いと学びの時間が、参加される皆様にとって有意義なものとなりますよう、運営一同、誠意をもって準備を進めてまいります。
春の陽光が心地よく、観光も楽しめる季節の広島で皆様をお迎えできることを、心より楽しみにしております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
2025年7月吉日